当社は、「環境基本方針」や「環境経営に関する目標」を定め、同取組みを推進するため「環境保全推進委員会」を本社に設置し、定期的に推進状況の把握や施策の評価等を行っています。
地球温暖化防止への取組み
ビル構造の工夫や高効率機器の導入等のハード面の取組み、運営上の工夫やテナント連携等のソフト面双方から省エネルギーの取組みを進めています。
ハード面の取組み
LED照明の採用
消費電力の少ないLED照明を積極的に導入しています。
全館LED照明
- JR新宿ミライナタワー
- ウォーターズ竹芝
- JR南新宿ビル
- JR横浜タワー
- JR神田万世橋ビル
- JR川崎タワー
- JEBL秋葉原スクエア
- JR目黒MARCビル
太陽光パネルの設置
太陽光パネルを配置し、ビルの消費電力の一部を補っています。
設置ビル
- JR新宿ミライナタワー
- JR目黒グリーンビル
- JR南新宿ビル
- JEBL秋葉原スクエア
- JR神田万世橋ビル
- JR横浜タワー
屋上等の緑化
屋上や中庭を緑化することにより、夏場の館内温度の上昇を防ぎヒートアイランド現象を緩和しています。
対象ビル
- JR新宿ミライナタワー
- ウォーターズ竹芝
- JR恵比寿ビル
- JR横浜タワー
- JR神田万世橋ビル
- JR川崎タワー
日射を遮る外壁の設計
2021年に竣工したJR川崎タワー オフィス棟、 当社自社開発の2号案件として2022年春に竣工した「JR目黒MARCビル」では、外壁の形状を工夫することで、眺望を確保しながら日射による負荷をコントロールしています。
物件紹介:JR目黒MARCビル 物件紹介:JR川崎タワーソフト面の取組み
再生可能エネルギー等の導入
JR 東日本及び当社が所有するビル 14棟(※)における再生可能エネルギーの導入
JR 東日本及び当社が所有するビルのオフィス部分を対象に、2023 年度より再生可能エネル ギー証書を活用して実質再生可能エネルギー由来の電力に切替を行います。今回、14 棟の物件に導入し CO₂ の削減総量は、年間約 18,000 トンを見込んでいます。
※グラントウキョウサウスタワー、サピアタワー、JR 新宿ミライナタワー、 ウォーターズ竹芝、JR 品川イーストビル、JR 恵比寿ビル、JR 信濃町ビル、JR 八丁堀ビル、JR 東急目黒ビル、メトロポリタンプラザビル 、JR 横浜タワー、JR 川崎タワー、JR さいたま新都心ビル、JR 仙台イーストゲートビル
Tokyo Yard Buildingにおける再生可能エネルギーの導入
JR東日本が 進める品川開発プロジェクトの拠点となるTokyo Yard Buildingでは、2021年度よりJR東日本エネルギー開発(株)が所有する太陽光発電所の属性情報(トラッキング)付の非化石証書を活用して実質再生可能エネルギー由来の電力に切替を行いました。
JR川崎タワーにおけるカーボンニュートラル都市ガスの導入
JR川崎タワーのオフィス棟・商業棟において、ガスコージェネレーションシステム(※)を導入し、使用するエネルギーにカーボンニュートラル都市ガスを導入しました。これにより、年間約2,800tのCO2削減に貢献することができます。
※電気をつくる際の廃熱を冷房・暖房・給湯などに有効利用する省エネ性の高い環境に優しいシステム
カーボンニュートラルLNGテナントと連携した省エネルギーの取組み
東京都内の⼤規模ビルにおいては、「テナント説明会」を開催しています。ビルのCO2削減⽬ 標や、ビル共⽤部における空調温度の考え⽅や照明の減灯等の取組みを説明し、専⽤部におけ る省エネルギーの取組事例を紹介する等、入居テナントのご理解を得ながらさまざまな取組みを進めています。
品川開発プロジェクトにおけるエネルギー供給会社への参画
JR東日本は、品川開発プロジェクトにおけるエネルギー供給・エネルギーマネジメントを行うことを目的に、当社と東京ガス(株)とともに、(株)えきまちエナジークリエイトを設立しています。当社は品川開発プロジェクトにおいてビルや街全体のプロパティマネジメントを担う立場から、同社へ出資を行い、JR東日本とともに、先進的な環境・エネルギー技術を取り入れたまちづくりを目指しています。
資源循環への取組み
食品廃棄物の循環利用
オフィスに加え商業を伴う複合ビルを扱う当社にとって、食品廃棄物も環境問題のテーマの1つです。当社では(株)Jバイオフードリサイクル(※)と連携し、ビルから生じる食品廃棄物を使って再生可能エネルギーに変える取組みを行っています。
※ JFEグループとJR東日本グループが共同で設立した食品リサイクル・バイオガス発電を行う企業です。
株式会社Jバイオフードリサイクル
https://www.j-bio.co.jp/