ESG

顧客や地域社会との関わり

当社では、ビルに⼊居するテナントから、ビルや街への来訪者や地域社会までを視野に⼊れ、安全・安⼼の先にある快適さや⼼の豊かさを届ける観点で、ハード⾯とソフト⾯の双⽅からさまざまな取組みを⾏っています。

ビル/ハード面の取組み

予防保全にもとづく維持管理

ビルは時間の経過とともに、設備は古くなり劣化していきます。当社は安全・安心の先にある快適さを実現するため、ビル毎に長期修繕計画を立案し予防保全(壊れる前に直す)を基本として、ビルの修繕工事に取り組んでいます。

リニューアルや機能増強

ビルは時間の経過とともに、求められる機能も変化します。従ってビルの修繕を重ねるだけでは、外観が陳腐化したり、お客さまが求める機能水準を下回る場合も出てきます。当社では築年数やスペック、それぞれのビルの競争環境を踏まえ、外観や機能を維持・向上させる工事を実施しています。

共用部リニューアルの事例

定期的なバリューアップで、ビルの競争力を維持しています。メトロポリタンプラザビルにおいて、商業施設とのゾーニングを明確にするエントランスの全面改修や、快適なオフィス空間を提供する各階共用部のリフレッシュコーナー改修等を実施しました。
また、JR南新宿ビルでは、テナントニーズにお応えするため、多様な什器を配置しグレード感のあるリフレッシュルームにリニューアルしました。

ビル/ソフト面の取組み

テナント満足向上の取組み

当社は、「経営指針」で「お客さま第⼀」を掲げ、社⻑を委員⻑とする「CS委員会」を本社に設置し、定期的にお客さまから寄せられるご意⾒等を集約することで、CS向上推進状況の把握や施策の評価等を⾏っています。

※CS:顧客満足

テナント向けWEBシステム

特に高性能な大型ビルのテナントにとって、ビルでの生活は手続きの連続です。例えば物品搬入やセキュリティーカード発行でも、ビル管理者(当社)への申請・承認プロセスが伴います。当社ではテナントの負荷軽減のため、独自に情報システムを開発し、手続きをオンラインで完結する仕組みを導入しています。 

パートナー会社等と連携したビル運営管理品質の向上

当社は、定期的にビル運営管理に関わるパートナー会社と連携した「品質向上会議」を開催し、当社の運営管理⽅針の周知、ビルで発⽣した事故やお客さまからの声、改善へ向けた取組事例の 紹介を⾏うなど、パートナー会社と⼀体となったビル運営管理品質の向上を推進しています。

清掃インスペクション

オフィス空間の安全・安⼼の先にある快適さに⼤きく影響するのが、⾏き届いた清掃です。当社では定期的に、主要ビルを中⼼として、清掃会社と連携して清掃状況の調査・評価を⾏っています。結果はCS委員会でも報告し、全社的な清掃品質の向上に取り組んでいます。

にぎわいの創出・地域活性化の取組み

東京サピアアカデミー

2011年より各分野の第一人者による講演や、サピアタワー入居大学による講義を開講することで、入居者や地域の皆さまと共に、日本の未来を考える取組みを行ってきました。
2023年には、新たに入居企業による講義を加え「東京サピアアカデミー」として「これからの未来」をテーマにリニューアル開催しています。

東京サピアコミュニティ

働き方の多様化でオフィスにもコミュニケーション活性化の助長やアイディア創出を促す場としての役割が求められていることから、当社が管理するサピアタワーにおいて、テナント同士の交流イベント「東京サピアコミュニティ」を開催しています。